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イエスかノーか半分か   

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cv:川原慶久×阿部 敦
アナウンサーの国江田計@阿部クンは、爽やかなルックスで夕方ニュースの花形キャスター。だが、”王子”と言われる外面とはうらはらに、「愚民」「死ね」と常に心の中では悪態をつくブラックな一面も持っている。そんなある日、アニメーション作家の都築潮@川原さんを取材したその夜、帰宅しoffでブラックな状態の時、買い物に出かけた帰り道に、偶然にも都築と出会い頭に接触事故を起こしてしまう。はずみで左腕に怪我をした都築に責任を取って仕事を手伝え、と迫られて...。

二重人格、と言うよりは普通よりちょっと二面性が強い国江田クン。これくらいの二面性は誰にだってあるよね?職場で「死ね」と思う事くらいは勤め人なら多々あるわけで(笑)。この国江田クンはものすごく努力の人で、ちょっと小心者なだけで非常に魅力的♪そんなキャラを良く掴んでるな~と愛しく思わせてくれる阿部クンの声がまたいいんだな^^。キャスターとしての場面が少なかったのは、むしろプラスの効果があったかも。同じ声の仕事でも、プロのキャスターとは口調も間も違うと思うので、妙なマイナスになるより正解だったと思う。
さて、川原さんについてはもう・・・(照)。昨年から今年にかけて、ちょいちょいメインの攻め作品が出てきてて、そのどれもが好みではあるんだけど。この都築は特にハマリ役じゃないかな?包容力・優しさは言うまでもなく、時に若者らしい強引さもわがままも醸し出しつつ、エロはたっぷりと艶めいた声色で☆お電話Hの切羽詰まった感じには思わず萌え!ました。当て馬ポジの皆川@木村良平さんが、いい味出してるしちょっと切ないしで大いにマル。「恋愛前夜」の時も思ったけど、この妙な分別と言うか、潔さともちょっと違う諦めのような、独特のニュアンスを表現するのが非常に巧い。聴き終わった後、皆川くんも幸せになるといいなぁと思ってしまった。
楽しく聴けてちょっとほろっとしたり、気軽に聴けるステキな1枚。(ところで、居残りまでして勉強した木村さんの成果が発揮されるのはいつ?待ち遠しいんですけど!)

# by lovelove-voice | 2015-04-21 11:52 | あ行

罪の褥も濡れる夜2   

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cv:遊佐浩二×神谷浩史
清澗寺家当主・冬貴@神谷選手との生活もすっかり落ち着き、秘書の傍ら政治家との折衝も行う伏見義康@ゆっちー。冬貴の秘書として公私共に冬貴を支える日々の中、貴族に対する風当たりは厳しいものへと時代は流れて行く・・・

まずは、まさか続編が聴けると思っていなかったので、2が出たことを心から喜びたい(万歳三唱)。前作の3枚組と言うボリュームもその内容もお腹いっぱいになった伏見×冬貴、前回まで互いの真意と言うか想いの熱量がイマイチ図りきれなかったのだが。今回とても素晴らしかったのが、単なる”スケベとうさん”(この表現笑える)に見えて、その本質はまさに純愛そのものだと感じられたことと、数多あるエロシーンを細かく演じ分け、妖精冬貴を愛おしく感じられるまでに表現していた神谷選手の底力たるや!冬貴を守ってきたと思いこんでいた伏見だが、本当は冬貴の大きな懐に抱かれてきたんだと知るシーン、そのしみじみとした語り口の巧さ!ゆっちーも見事なまでに伏見であったと嬉しくなった。脇のミキシンは言うまでもなく、秋元さん・ノジ弟・たいてむさん・井上剛さん・川田さんと細部に渡って盤石の布陣。エロ苦手・・・と二の足を踏まずに是非とも腹を括って聴いてみてもらいたい珠玉の1枚。

# by lovelove-voice | 2015-03-22 15:48 | 清澗寺シリーズ

誤算のハート   

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cv:羽多野渉×松岡禎丞 新垣樽助×興津和幸

何かとユルく、”真剣な恋愛なんて”と軽く生きている三城@松岡クンは、真摯に交際を断っていた烏童@羽多野クンに、つい出来心でちょっかいを出してしまった。「恋人ごっこ」のつもりで始めた付き合いが、彼の手管に翻弄され、気がつけば真剣になっている自分がいて・・・

安定の羽多野クオリティ、妙に色っぽい所が見え隠れする松岡クン。特にストーリーも重くなくてサクサク聴けるお手軽CDなのね...のはずが!個人的に”誤算でハート”を掴まれてしまったお兄ちゃんCP。いやまだCP未満ではあるものの、この先是非ともスピンオフでお願いしたい新垣×興津組♪いつもながら前知識なしに聴いていたもんで、もうもう組み合わせも嬉しかったし。樽さんのドライな質感に、ちょっとウエットな感じを当ててきた興津クンの絶妙なコンビネーションが、もうなんなのかね~(悦)ちょっとした話なんだけど、切ない感じが出ちゃう不思議。ホント嬉しい誤算の兄CPを聴くためだけにリピ率高いです。

# by lovelove-voice | 2015-03-11 16:29 | か行

イエスタデイをかぞえて   

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cv:興津和幸×吉野裕行
大学生の三島@よっちんは、恋人との幸せな日々を過ごす中で「死んでもいい」と思ったことが、現実になってしまう。お迎えに来ました...と言う死神の、「最後に一つだけ願いを叶えてくれる」という言葉に、自分の死後、恋人の椿@興津さんが悲しまないように、恋人にならぬよう出会った頃からの人生をやり直させてくれと申し出る...。

あぁ(涙)吉野裕行恐るべし!これまでコメディ・ブリ受けと相当数を聴きこなして来たけれど、「SASRA」「薔薇色の人生」などで魅せてくれた繊細で優しくて、でも素直になれなくて、と言う細やかな表現力においてものすごい破壊力を発揮する事は経験済みではあったけれど。もはや凄みさえ感じさせる、胸をかきむしられるような痛みと切なさには舌を巻く。
そして、今や毎月リリース作品でその名を見ないことはないほど、数多くキャスティングされているにも関わらず、一つとして「また興津さん?」と言う感想を抱かせない驚異の男(笑)。興津和幸の引き出しの多さ、と言うかぶっちゃけ”ドラえもんのポケット”状態の演技力で、素直で一途な椿を演じられてはもうバンザイ白旗お手上げ気分(悦)。
脇を固める配役も盤石!飛田さんの巧さは言うまでも無いのだが、「愛の力でしょうか」なんてチャーミングなこと♪そうだ、椿って恥ずかしい言葉でも臆面もなく口に出す男だった、と。何の違和感もなくシンクロさせられてしまった。
互いが互いを想い合う、その気持ちが強いあまりに・・・と言う人生のやり直し。その先にあるものをリスナーに探らせるような作りも心憎い。1枚目のラストで死神2人の今を敢えて見せたあたりの演出も良く考えられていて、だからこその「おまえは聡いな」だったと思えた。
特に2枚目は時間軸が行ったり来たり、1度目の人生と2度目の人生も交錯するので、わかりにくい作りになっている。でもそのわかりにくさを楽しみつつ、いろんな想像の翼を羽ばたかせ、何度も聴きながら味わいを深めていく良作だと思います。


そして自分なりの解釈

# by lovelove-voice | 2015-02-15 23:59 | あ行

支配者の恋   

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cv:立花慎之介×平川大輔
警視庁警護課に勤務する東堂桂一@平りんは、極秘来日し入院加療中のマラーク王国の国王を見舞うため、留学先から急遽来日した第二王子・ラシード@立花クンの護衛を命じられた。だが、見舞いのために来日したはずのラシードは、観光気分で遊び回り、一向に見舞いに行こうとしないばかりか、滞在先に女をお持ち帰りして・・・。

傲慢でワガママな王子と言うよりは、終始何かに苛立ち、かんしゃくを起こしている子供のようなラシードに、少々イラッとしながら聴き進む。こう言う表現が巧い立花クンに引っ張られ、この子のイライラの原因は何だろう?と思い始めたあたりから、すでに気分は桂一にリンク。互いの生い立ちが徐々にわかり始め、ラシードの苛立ちを受け止めつつ、諫め諭しながらも、実は内包する満たされない願いを共感させていく桂一。あぁママン♪な平りんの真骨頂発動!もうホントに上手いよね~~こんな包み込むような優しく強くたおやかな役(らぶ)ラシードに寄り添いながらもしっかりと支えている、そんな桂一に安心して身を委ねて本当の幸せを見つけたラシード。この「支配者の恋」のCPは「誘惑者の恋」で真の恋人になったことを見届けられる。そんな意味でもこの作品は4枚組だと思って続けて聴くことをオススメします♪

余談ですが・・・

# by lovelove-voice | 2015-02-10 00:24 | ロッセリーニ家シリーズ