<   2009年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧   

座布団   

a0106747_15104892.jpgcv:神谷浩史×山口勝平


素晴らしい!面白い原作に芸達者な役者、こんなCDはめったに出ないんじゃないかと思える程に感動した。メインの題材が落語と言う事で、事前の準備が本当に大変だったであろうキャストのみなさんを、まずは心から労いたい。山九亭初助師匠@ミキシンを始め、要@かっぺいちゃん(こちら方面ではお久しぶりですね^^)に相手役の寒也@神谷選手と、演技力充分な芝居巧者が揃って申し分ない配役。男を喰い散らかす妖艶な初助師匠のミキシンはちょっと神経質で偏屈そうな感じがたまらなく上手いし、そんな師匠の落語に一聴き惚れしてリーマンを辞めてまで”押しかけ弟子入り”をする、よく言えば素直で真っ直ぐ、単純で向こう見ずな要をかっぺいちゃんがハギレ良く好演。そんな要を影で支えていくことになる兄弟子寒ちゃんの神谷選手が、落ち着いた男前声(しかも貴重な攻め役)でありながら、時折受けのかっぺいちゃんよりも色っぽい声ですこぶる満足。役を演じるためにかなり練習されたであろう落語のシーンが、まるでBGMのような使われ方で、かっぺいちゃんのモノローグが被さるのが非常に残念!と思えるくらい本当に良く練習されていて、もっと聴きたかったなぁ・・・師匠の「舐める」も要の「じゅげむ」も。私的には、こんなところでミキシンの「三千世界~」の都々逸が聴けるなんて♪と幸せ倍増したし、都々逸と言えば神谷選手がほんの一節だけ唄う声がすこぶる艶っぽくとても良かった。カテゴリーをBLと括るには絡みのシーンもあまりなく、むしろ人間模様が丁寧に描かれているので、普通のドラマCDとして十二分に楽しめる1枚。
原作はまだあるそうなので、是非続きを(役者さんは大変だろうけど)聴いてみたいな。最初はお旦に差し出された褒美(笑)だった香田@大典さんも、しっかりと師匠に惚れていたようなので、もし次回があるなら”プロの女性よりも男の喰い方が上手い”(by寒也)らしいミキシンの喰いっぷりに期待して(笑)、ぐっとアダルトな大典×ミキシンを堪能してみたい。

唯一残念でならなかったのが、これだけの素晴らしい作品であったにもかかわらず、劇中のBGMの中に聴き覚えのメロディーがいくつかあったこと。折角のいい作品だったのにそれだけが悔やまれてならない。折からの不況だし、BLCDと言う一般大衆をターゲットにしてるわけじゃないコアな市場の中で、製作サイドの方にも事情があることは想像に難くない。しかし、視覚的な情報がない分しっかりと聴き込んでしまうドラマCDと言うメディアでは、音楽と言う要素が占める割合は非常に大きい。酔いしれて聴き惚れている所に”冷や水を掛けられる”ような気分は本当に萎える。
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by lovelove-voice | 2009-05-27 15:26 | さ行

3シェイク   

a0106747_15453678.jpgcv:高橋広樹・鈴木達央×武内 健


巷でウワサの3Pものだったので、やりっぱCDかもしれないと半分覚悟・半分期待にどこかを膨らませて(←どこ?)聴き始めたんだけど、思った以上に骨太で聴き応えある内容に満足した。が、惜しい!惜しいのが敏腕マネージャー・岡崎@武内クンのキャラの設定不足。武内クンの声的には、きちんとデキる男らしい声も申し分なかったし、喘ぎもいつもの「ふんふん」じゃなく「んぐんぐ」な感じで(何せ3Pだから、常にどっちかのを咥えてるため)それも良かった。んじゃ何が惜しかったのか?と言えば、元々の原作ではもっと細かい描写があったのかもしれないが、3Pと言うアブノーマルな中にこそ見出せる、安らぎの元凶になった過去のエピソードなりトラウマなりがあったら、もっとこの爛れた関係でしか得られない愉悦が、倒錯と背徳と官能に満ちたものになったんじゃないかと思うのね。仕事のためなら何でもやる、と言う理由づけだけではちょっと弱かったかな。ふてぶてしい新人の幸村@たっつんには、それなりの理由が垣間見られただけに何だか余計に残念な気がした。人気映画監督・佐野@高橋氏にも、無機質な部屋の描写などがあったから、性格的に病んでる匂いが感じられたしね。
絡みはもう殆どが3Pシーンなので、充分過ぎるほどたっぷりと堪能(悦)。しかも、攻めだから息はあまり入ってないにもかかわらず、イク寸前に思わず漏れる高橋氏の吐息が、猛然と色っぽくて”これリバになったりしないだろうか?”とムチャ振りな妄想を考えるほどに妖艶でGOOD。そしてたっつん!ちょっと前まで私的に「やんちゃなガキ」なポジションだったんだけど、自己中で俺様なキャラの端々に、甘ったれ感を滲ませて憎めないヤツに仕上げてくるテクが抜群に上手くなってる。う~ん腕上げたな、たっつん(喜)。個人的には、このまま神奈さんのようなわがままが良く似合う、チャーミングな悪ガキオヤジ♪に育ってくれないだろうかと、心より期待して成長を見守りたいと思います。
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by lovelove-voice | 2009-05-26 15:52 | さ行

神官は王を恋い慕う   

a0106747_13331636.jpgcv:中井和哉×千葉進歩


虹の御子冴紗@進歩クンと羅剛王@中井さんのステキなステキな恋物語。御伽噺ちっくで、美しいBGMと進歩のナレーションで滑らかに心地よく紡がれるストーリーにうっとりと・・うっとり・・・と。

ぶわぁははは---!!ごめんなさい、本当にごめんなさい。近来まれに見る”笑いの神”が降臨してしまったこの3作目。もう、どこから突っ込んで良いものやら、心底腹の皮が捩れるかと思いました。最近、切ない恋の物語に涙するCDが多かった中で、笑いすぎて涙が零れた。いやストーリー的には決してお笑いじゃないんですよ、むしろいい話であるしハッピーエンドだし、どこにもコメディの要素なんて微塵も見当たらないんだけど。美しいピアノの旋律に乗って、しっとりとした声色で語られる冴紗様のド天然なボケっぷりがあまりにもツボであっただけで(笑泣)。そのすべてのアンバランスさ加減が絶妙で、真面目に語れば語るほど笑いを誘う進歩が愛しすぎて腹が痛い。目をキラッキラに輝かせながら娼婦たちの指南に聞き入る様子が目に浮かぶ、ウブ過ぎる言い回しがもうたまりません。こう言う一歩間違えば”わざとらしく”なる部分で、ギリギリに押さえて笑いを取る(いやそんなつもりはないんだろうけど)進歩の匙加減ってなんだろねー。可愛らしすぎて聴いてるこっちが羞恥に身悶えます。はっ・・・これは進歩にプレイを仕掛けられているのか?←そんなことはない
その後、そのスペシャリストに指南してもらった「跨ぎの儀式(笑)」も、「見せびらかしプレイ」も、さすがはイケナイシチュエーションでの演技が秀逸な進歩ならではの喘ぎを、もちろん充分堪能させていただきましたので、そっち方面も満足度高し♪願わくばしっかりとイキ切って欲しかった気もするが。
すごくおっとこまえな中井ボイスもうっとりだし、今回初登場の萋葩王@健太もお得意の悪者声でいい感じ。ずっしりと重いテーマのCDや、ぐっと胸をつかまれるような切ないCDを聴いた後にはうってつけ。結構リピ率が高い楽しく聴けるいいCDだと思います。(フォローになってないか?)
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by lovelove-voice | 2009-05-16 13:35 | さ行

恋のはなし   

a0106747_12134591.jpgcv:三木眞一郎×武内 健


29年間、誰とも付き合ったことがない多和田@武内クンに、同級生の和樹@石川さんが男を紹介してくれることになった。待ち合わせ場所に現れた新山@ミキシンは、実は和樹も紹介しようとした男も来られなくなったと伝言しにきた和樹の従兄弟だったのに・・・。

うわぁ~なんか久しぶりに胸がキュンとしたな、遥か昔に置き忘れてきた甘酸っぱいものに再会したようなそんな気分。受けがうじうじだったりメソメソだったりするのは好きじゃないけど、なんかそんな感じじゃなくてね、知り初めし初恋への戸惑いみたいなときめき感を、低めで大人声のトーンでありながら猛然と可愛い武内クンが好演♪初めての恋にとまどったり、考え込んだりする様に「うん、わかる~そうだよね」と、素直に感情移入しながら聴けた自分に、まだこんな部分が残っていたのか☆とちょっと感動(笑)。ミキシンはラスボスの超怖い役もうまいけど、ちょっといじわるだけど根は純情みたいなこんな役も上手いよね。一つ年下で恋愛に長けているはずなのに、いつの間にか一途な年上の人にメロッちゃってて。
タイトル通りの素敵な大人の”恋のはなし”、心が潤って清らかになる感じがしたそんな1枚。
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by lovelove-voice | 2009-05-12 12:15 | か行

SASRA4   

a0106747_1115586.jpgcv:杉田智和×遊佐浩二
cv:小西克幸×福山 潤


いよいよ宿命の輪廻最終章。鷹の羽音と前世の記憶が、恋人達それぞれによみがえり始める。

<大正編>
震災で母親を失い、竜@ゆっちーに拾われた京介@杉田クン、任侠道に生きる竜に憧れと恋心を抱く京介は、実は子爵の落とし種だった。いつも思うけど杉田クンって不思議な人で、声はいつどんな役柄で聴いても”杉田声”なのに、いつの間にかその役に馴染んでると言うか持ってかれている自分に気付く。博徒のゆっちーは受けなのにどこまでも男前で私的にはと~っても好み♪かっこ良くて色っぽいんだよね。ストーリー的には、だんだんと悲恋色が薄くなってきていて終盤が近づいてる感じがして、これはこれで良いかも?な感じの展開。
個人的に大喜びだったのは寅吉に矢尾さんがお出ましだったこと(嬉)。こっち方面ではお久しぶりですよね~、前回の増谷さんもそうだったけど、脇とは言え好き声優さんのお声が聴けるとやっぱ幸せになる声フェチの性(笑)。ガラや育ちは悪いけど、気風が良く暖かい寅吉に矢尾さんの声がとてもGOOD。また、こちらへもおいで下さい☆

<現代編>
第一巻の冒頭に登場していたアートディーラーの剛将@コニタンと、大学生の蓮@じゅんじゅん。航空機事故でエジプトに不時着したところから始まった現代編。まず何が萌えだったって蓮に時々襲ってくる白昼夢の中のアケトとセシェンの絡みがっ!!(涎)エコーかかってる羽多野クンとノジの喘ぎは本気でヤバいです。一巻目の本編よりも数段エロっちく聴こえるのね。しかも白昼夢だから、途切れ途切れなのが更にエロい。遭難してる現代版のストーリーよりも、じゅんじゅんを襲う白昼夢のほうに期待するってどうなの?と自分を叱りつつ(笑)も萌えに萌えました。
全編通して語り手でもあり、重要な鍵を握る役だったティティ@へりちゃんお疲れ様でした!実は二巻目の終わりあたりから、静かに語るへりちゃんの声が深い悲しみと後悔に満ちていて泣けること・・・。神託を告げるはずの口が己の自我に負け偽りを告げたばかりに、時間を越え国を越えて贖罪の旅を続けることになったティティに、赦しの日は来るんだろうかと祈りながら聴いていたので、神殿でのシーンは目が潤みました。旅の先々で”光”を意味する名を付けられていたティティ、それがラストの演出で生かされてましたね。私的な好みからすれば、帰国してからのエピソードはなくても良かったかなぁ?な気もしたけれど、コニタンとじゅんじゅんのCPは安定感があるので聴きやすく、まとまった話になっていたのでOK。
1~4まですべてが2枚組と言うまさに大作、BGMもモルダウちっくなテーマ曲を、時代や国に合わせて楽器を変えテンポを変えて、とても素敵にアレンジされていて終始この世界に浸ることが出来て幸せでした。

声フェチの欲を言えば、時代物でしかも悲恋のメロドラマだったので、この分野得意なちーちゃんとか千葉ちゃんとかひらりんとかおっきーとかも聴いてみたかったかな~なんてね。
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by lovelove-voice | 2009-05-08 11:18 | さ行

SASRA3   

a0106747_1244577.jpgcv:緑川 光×神谷浩史
cv:三木眞一郎×日野 聡


転生を繰り返す恋人たちのサードステージは、インカへの侵攻を続けるエスパニアの侵略者と美貌のインカ王族。そして、海を渡り日本へと・・・。

<インカ編>
エスパニアの侵略者:リカルド@ミドリンと美貌のインカ王族:キリヤ@神谷選手。このとても貴重なCPであったのに、話の印象が薄かったなぁ~な感じかな?ではあるけれど、声的には非常に満足。なんと言っても、ミドリンの久しぶりに聴く男前声(しかもめったにない攻めポジで)がいいの。「おまえの涙は月の雫だ」なんて、結構キザ目なセリフを実に素敵に聴かせてくれて^^。そして、侵略にも幽閉にも耐えて気丈に振舞う王の子息の神谷選手も、気高く凛とした美声でGOOD。特に屈服させられ踏みにじられた民の誇りや悲しみを吐露する場面では、心から搾り出される嘆きの声がとても良かった。
個人的には、お久しぶりにお耳にかかりました老リカルド@増谷さんが嬉しくって♪こちら方面はすっかりご無沙汰ですよね~。年老いたリカルド役だったので、かなり老けたお声であったのが残念でしたけど、これを機会にまたメインどころで美声をお聴かせ下さい(願)。

<江戸編>
うわぁぁぁん、久々に”泣きのミキシン”堪能(涙)。「おまえの顔がぁ・・・」これ反則です、泣くでしょ?みんな泣くでしょ?貧乏御家人:幸之助@ミキシンに泣かされました。謎の少年:一@日野ちゃまは、「交渉人~」でもうちょっと聴いて見たい声として認識して、「コルセーア」で素敵な大公声を堪能し、イメージとしては”アクの抜けた杉田声”なんだけど、今回はもっと線が細い声で、これはこれでいい感じです。絡みは受けだったけど、個人的にはがっつり攻めで聴いてみたいなぁ~☆浅野@若本御大はねっとりとした悪人声、もうホントにイヤなやつ過ぎて心底憎く思えたほどの冷酷無比な旗本を怪演。それでも立場上そうせざるを得なかった苦悩が、最後の一言の中に込められていたようで、さすがはベテランの味!を聴かせていただきました。
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by lovelove-voice | 2009-05-01 12:06 | さ行