独裁者の恋   

a0106747_1881065.jpgcv:小西克幸×福山 潤


専門学校に通う水瀬祐@じゅんじゅんは、幼いころに観たモノクロームのショートフィルムが忘れられず、映画関係の仕事に就くことを夢見て、知り合いの編集プロダクションでアルバイトをしている。ある日、そのバイト先の紹介で、有名な映画監督の孫であるサイモン・ロイド@コニタンの通訳兼ガイドを引き受けることになった。サイモンは、初対面でいきなり服装にケチをつけ、傲慢な態度で偏屈な男だったが、実は・・・。

ロッセリーニシリーズのスピンオフ。「捕獲者」の時に、成宮@ノジが間違い電話をかけた相手だったサイモンの、あしながおじさん的恋のおはなし。まずキャストがコニタン×じゅんじゅんと言うことで、新鮮味はないものの、聴く前から安心してストーリーに入っていける幸せ☆目新しい組み合わせの作品も楽しみではあるけれど、過去のロッセリーニ3作品を既聴している身としては、あのうっとりとする世界観に即浸りたいわけなので、絶対間違わないカップリングと言うのはとても嬉しい。プライド高く傲慢で偏屈、第一印象がイヤンな感じのサイモンに想像したよりも低めのトーンで来たコニタンに、そうそうこれ!これ!!と大喜び。最初硬い声色が、徐々に甘く変化する時のコニタンは大好物です(笑)。惚れた弱みでだんだん糖度が増す感じがたまらなくイイのよね~。お相手の水瀬(みなせと読むのね)に一番大好きな青年トーンを当ててきたじゅんじゅんがこれまた耳のご馳走で♪これの本編「捕獲者」もそうだけど、結構シビアなビジネスの話がしっかり軸として据えられているので、そう言うところも年齢高めのリスナー(笑)としては聴き応えがあり、単なるBLCDとしてだけじゃなくドラマとしても充分に満足したし面白かった。個人的には、このロッセリーニシリーズ全作品を通じて、BGMがとても美しくロマンティックな点も気持ち良く聴ける大きなポイント。脇を固めるノジとサイモンの秘書:クリス@野島兄の兄弟共演も、声フェチにはとてもステキなお楽しみ。最後のくだりで、それまで本筋にちりばめられていた小さなエピソードがちゃんと拾われていたのも心憎い。
幼いころの出会いと再会、意地を張ったりすれ違ったり、恋愛模様の筋書きとしてはまさに王道。でも、王道を名乗るに相応しいキャストとロマンティックな音楽とともに、自分の中で朽ちかけた乙女のかけらを拾い集めて、心躍らせて聴いたそんな作品。



劇中サイモンが時間を確かめる時、懐中時計を取り出すシーンにきちんとSEが当ててあってね♪カパッと蓋を開ける音まで入ってたんだ。正統派の英国紳士は、カフスの部分が傷むから、無粋な腕時計なんかしないんだーーー!と大喜びした^^。おじい様の形見だと言うその懐中時計は、きっと金無垢で瀟灑な鎖がついていて、白い文字盤にローマ数字が書いてあって、針は黒のシンプルなもので短針の先が丸く輪になってるヤツだよな~なんて、細かいとこまで想像して萌えた(笑)。どんだけマニアックなんだ、自分・・・。
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by lovelove-voice | 2009-11-29 18:06 | ロッセリーニ家シリーズ

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