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サウダージ 前後編   

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cv:浜田賢二×鳥海浩輔

【サウダージ】ポルトガル語が公用語となっているポルトガル、ブラジル、アンゴラなどの国々で、特に歌詞などに好んで使われている。単なる郷愁(nostalgie、ノスタルジー)でなく、温かい家庭や両親に守られ、無邪気に楽しい日々を過ごせた過去の自分への郷愁や、大人に成長した事でもう得られない懐かしい感情を意味する言葉と言われる。(Wikipedia)
兄の消息を追ってアルゼンチンを訪れた麻薬捜査官の刑事朔弥@鳥海クンは、タンゴバーで陰のある男レオン@浜田さんと出会うが、その男はマフィアのアンダーボス(若頭格)だった。
・・・と。ストーリー的にはやや詰めが甘いと言うか、南米専門の麻薬取締官なのに、地元マフィアの情報をあまりにも知らなさ過ぎとか、警察官が異国で行方不明ではなく死亡にしてしまうと国際問題として手続き的にどうなの?とか、まぁいろいろ考えることはあるのだけれど。それを相殺しても余りある浜田さんの美声に酔いしれる。背中に孤独が滲み出るような低音がステキ♪浜田氏のメインは初聴き、洋画系のかっこいい男前声です。前にちょっと聴いたのが「みんなやっぱり恋の奴隷」のヘンテコ外人だったので、余計にシビレた感も無きにしもあらずだが(笑)。お相手の鳥海クンもがっつり強気の漢受けで非常に好み。この二人の切なく揺れ動く演技が上手いので、後編の愛ある絡みのシーン、それまで幾度も交わりながら決して直に肌を合わせることがなかった二人の関係、その理由やお互いを想う気持ちを”服を脱ぐ”と言う行為で表す演出がとても切なく官能的で萌えました。
BGMがアルゼンチンタンゴにしてはキレが悪く、ちょっと雰囲気に欠ける気がしたのは至極残念。やっぱりもっとバンドネオンの哀愁を帯びた音色が効いてなければ、アルゼンチンタンゴではないかな~と。それでも異国情緒もそれなりに楽しめて概ね満足の作品です。






<どうしても許せない一点>
またもインターさん##BGMの使いまわし。しかも後編ラストの対決シーンでそれはないんじゃないでしょうか?その前の官能的な絡みも、平りんのめずらしく低音のステキ声の演技も、自分の中では吹っ飛んでしまったのが本当に悔しい。それまで身体の中からナニかが溢れ出そうに切なく良かったのに(涙)。あのBGMが流れてきた瞬間から、脳内が”この曲聴いた事ある、なんだっけ?なんだっけ?”と違う方面に暴走してしまって、集中力をなくしてしまった。お願いだからBGMの使いまわしは止めてもらえないだろうか(切望)。

by lovelove-voice | 2008-05-29 10:43 | さ行

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